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2011-04-24 15:34:00


・・・と、いった具合に喜べると子ども達にとっては、一番分かりやすくて嬉しいのですが、体操教室ではほぼといっていい程、級設定の教室はない所が多いと思います。

この理由としては、体操では、

「級設定をすると、
上達具合を止めてしまう可能性が出てきやすい」
からです。

スイミングは、

水が怖くなくなって→潜れる・浮けるようになって→泳いで進めるように・・・

という段階を必ず通って各4泳法種目練習(スクールによってその順番は変わりますが)に移っていき、非常にある一定のルートにそって上達していきます。

例を上げて言えば、
クロールでも、板キックができた→けのびキックができた→息継ぎなしで手を回すクロールができた→息継ぎありクロールができた・・・という風に大まかな流れはどんな所でも大きくは変わりません。

その段階の中で、「何m泳げた」とか「ビート版を持ちながらクロールできた」などなどで級設定を各クラブがしています。(クロールと背泳ぎを同時並行で、なんて所もありますが)

体操ではそれをすると、例えばマットで前転ができない子が側転が出来たり、その逆で側転が出来ない子が前転出来たりもします。
もっと大きなくくりでいくと、マット出来ない子が跳び箱できたり、その逆があったりします。

もちろん、「これができてからじゃないと、この技はできにくい」はありますが、体操は技ができるようになる事だけが目的でなく、

「力の入れ方(身体を固くする締めるという感覚)や身体の動かし方を身につける」

事が最も重要なので、マット・跳び箱・鉄棒の色んな技を全てまんべんなく行う事が重要になります。

当クラブでは、練習項目達成ノートというものを指定教材として、入会時にご購入していただいております。数字はついていますが、決してその順番通りにという訳でもなく、月の3週目で練習していた項目のテストを行い、合格すればハンコをついて返却します。跳び箱や鉄棒は特にできた、できないがはっきりするので、級でなくても「~ができた、~段がこの飛び方で跳べた」といった達成感もあるようです。
















何度も同じ事を書くのですが、体操はどんなスポーツや武道にも応用の効く、

「身体の動かし方、力の入れ方、柔軟性や運動神経といった
運動・武道の基礎力となる要素を養える運動」

がぎっしりつまっています。

運動神経と呼ばれるものだけではなく、人間の神経系の発達はほぼ5~6歳までに80%以上が確立してしまいます。お子様に、「何か運動させたいけど、まだ子ども自身も何がしたいか決められないし・・・」といった方は一度、体操教室をお考えになってみてはどうでしょうか?今後何かのスポーツがしたい、とお子様がなった時に必ず役立つ力になります。

いつでもご見学お待ちしております。気軽な気持ちでのぞいてみてください。