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いきなりですが、体操と水泳は全く真逆の
スポーツです。ただ、それ故の、運動の相乗効果が期待できます。
今回は、体操と水泳を一緒に行う事の利点に
ついてのお話です。
どちらも、個人種目よりのスポーツという点では共通ですが、簡単に言えば、
「体操は力を入れ続けるスポーツ」
「水泳は余分な力を抜くスポーツ」です。
体操は、力を入れ続ける事をどの技でも行う事が重要です。
水泳は、まず始めに余分な力を抜いて、恐怖心なく水中に浮かぶという事が重要です。
体操は、力を入れ続ける事で、強い筋力が身に付きます。
水泳は、余分な力はある程度抜く事で、柔らかい筋肉が身に付きます。
体操は、陸上での動きなので重力(自体重)がかかっている中で体をコントロールするスポーツです。
水泳は、水中という重力のほぼない状態で、自分の体をコントロールするスポーツです。
このように、全く相反する異なった2つのスポーツをする事で、様々な運動・動きを行う事で運動機能が大きく発達します。特に幼少期と呼ばれる時期に行う事が重要です。
人間の神経系の発達は、5歳までに約80%が発達を終えてしまいます。
3~5歳の間の運動経験というのは極めて重要と言えます。この時期に様々な運動を経験しておく事で、運動神経の基礎を身につけます。
特に体操では
○姿勢をコントロールする能力
○物や人の動きに対して予測、判断する能力
○スピードやリズムをコントロールする能力
を様々な運動で養います。
幼少期に様々な運動を経験している子は、将来的に突発的な行動を取りにくく(キレにくい)、論理的思考が身に付きやすい事が脳科学でも立証されています。
幼少期に様々な運動を行ってきた子は、日常~勉学の場面に至るまで良い影響をもたらします。
小さい頃から何かさせておきたいけど、まだ子ども自身も何をしたいとかは分からないだろうし・・・といった保護者の皆様は、一度水泳と体操のセットをお考えになってはいかがでしょうか。
では、また次回です・・・