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2016-11-28 10:39:00

 長文で申し訳ありませんが(笑)題目に惹かれてご覧頂いている方は、是非お付き合い頂ければと思います。そして、いきなり題目と反したことから始めますが、

 

「言われてもできない、やらないのが子ども」です。

 

 もちろん、だからこそ「子ども」なんですが、ここから書いていく細かい事が毎週の授業、毎月、毎年と積み重なっていくと子ども達は大きく成長します。どんな習い事・スポーツ・学校などでも「あいさつをきちんとしよう」と言われます。

  

じゃあ、なぜ、あいさつができるといいのでしょうか?

 

なんとなく、「そりゃあいさつはできた方がいい」とは分かっていても、あいさつが「自主性」や「考える力」を養える訓練行動ということをご存知でしょうか?

 

  体操教室では「こういった所」から保護者の方も交えてお話させて頂いております。教室に入る際に、「立ち止まって、一礼をして、あいさつをする」という「三段階のあいさつ」をするように指導します。これは主に小学生クラスですが、幼稚園クラスでは一礼がなくても「ごあいさつできたら◎」としています。以下実際の会報誌の文面です。

 

(たい)そう(じょう)(はい)(とき)は、「()()まって」一(れい)をします。そしてコーチにあいさつします。


じゃあ、これがきっちりできると「なぜ(たい)そうが上手(じょうず)になるのか」の説明(せつめい)をします。

 

①あいさつや(れい)をきっちりとするには、まず「()まる」ことが必要(ひつよう)です。


 (からだ)を「()める」には(かんが)えて意識(いしき)して(ちから)()れないと()められません。


 つまり、「意識(いしき)して(ちから)()れる」(こと)()につきます。(意識して動く力)

 

(れい)やあいさつをするには、「相手(あいて)(ひと)場所(ばしょ))」を()つけて「あいさつしなきゃ」と  


 (おも)わない((かんが)えない)とできません。「この(とき)はこうする」(こと)(かんが)えられる(こと)で、


 (わざ)運動(うんどう)をする(とき)に「()をつける(こと)」ができます。(周りを見て「状況判断」する力)


 

③あいさつは(こえ)()しますね。(こえ)()すあいさつは「会話(かいわ)(はじま)り」です。(おし)えてもらう(ひと)(おし)える(ひと)が、(いま)から(おし)えを()く、(おし)えを(つた)えるという(こころ)がまえができます。


(相手を認識しています、という意思表示をする事で、「話を聞く」体勢になる)

  

指導者の多くは、こういったことをわかった上で「あいさつ」をきちんとさせます。実際の授業中の場面では例えば・・・

 

・2列に分かれて並ぶ

子ども達が自分達で、ほぼ人数が均等になるように調整させます。「周りを見て、状況判断する力」が養えます。

 

 ・2人組を作る

手押し車などのペアで行う運動の際に、コーチが組まずに子ども達同士で声をかけ合わせて組ませます。恥ずかしくて中々声をかけられない子も何回もやっていくと自分から声をかけにいくように変わってきます。お友達作りのきっかけにも。「積極性や自主性」を養います。

 

 

・手紙を自分で「見聞きする」

配布物はどうしても「保護者の方ばかりが見る」ものになりがちですが、字は読めないものがあってもいいから「聞く姿勢」を作らせています。幼稚園クラスでは「お家の人と一緒にお話しながら聞きましょう」と伝えて、「知らん顔」をさせないようにしています。あくまで、体操を習っているのは自分自身で、親御さんではないということを伝えることで「習い事に対する自主性・積極的な姿勢」を促します。もちろん、話がきちんと聞けるというのは「上達」にも大きく関わります。

 

 

 ・マットの耳入れや片付けをみんなでする

当教室は狭いことをデメリットにはしていません。狭い教室なので、道具や器具を1回1回出し入れすることが多いので子ども達に手伝わせる場面を意図的に作ります。広くないがゆえにコーチの目が行き届き、安全面に留意しながらお手伝いをさせることができます。お手伝いは自主行動の第一歩です。

 

・数字を自分達できめさせます

例えば、壁の逆立ちの時、「何秒落ちないでできる?」

マットの端まで走るとき、「何秒なら間に合う?できそう?」

 

と、問いかけ、自分達で目標を設定する場面を作ります。こういった「目標設定」は勉強や生活の場面でも様々なことに役に立ちます。

 

・ジムナスノート(進級ノート)のハンコで、達成や目標を「自分で調べる」

 

今どの技や動きができていて、次の目標は何かというのはテストの紙をもらった時は覚えていますが、次のテストの時までその事を覚えている子はめったにいません。その時に指定教材のジムナスノートを見て自分でチェックできます。子ども達同士でノートのハンコを見せ合って確かめ合っている姿もよく見かけます。

 

 いかがでしたか?スイミングでは挨拶を「分離礼」でより正しく指導しております。当社グループは人間成長を軸にお子様を指導しております。興味をもたれた方は是非ご見学お待ちしております。