スタッフブログ / イベント情報

2020-06-29 17:30:00

みなさんこんんちは。

うえむらコーチです。

だんだん暑い日が多くなってきましたね。

皆さん体調管理は大丈夫ですか?

今年は外出自粛期間もあり、なかなか気温の変化に

対応しにくい体となっております。

無理せず自分のペースで行動してくださいね!

 

では、今週の体験エピソードは、、、

 

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わたしはオレンジ色(幼児)クラスを担当している日もあります。

そこに在籍しているAくんは3歳の男の子です。

この春から入会してくれたAくんはいつもニコニコ楽しそうにプールに来てくれます。

「コーチ。今日は幼稚園で〇〇したよー。」

「今日はお昼ごはん××食べたの。」

お話するのがとてもだいすきでたくさんコーチに教えてくれます。

 

そんなAくんがある日、更衣室で泣いていました。

「行きたくない」「ママのところへ帰りたい」

着替えてはいますが、なかなか更衣室から出てプールへ移動ができません。

お母さんも少し困った表情を浮かべていました。

 

なんとかしぶしぶプールに来てくれたAくんですが

表情は暗く、いつものような会話もありません。

「やりたくない」「ママのところへ帰りたい」

プールでも涙を出しながらわたしに伝えていました。

 

そこでわたしはまずAくんが泣いている原因を知ろうと思いました。

泣いているままだと上手くコミュニケーションが取れません。

そこで、「Aくんは何色がすき?」「今日の朝ごはんはなに?」と、

プールとは関係のない会話をすることで意識をプールから逸らし

少しだけ普段のAくんの表情が戻ってきました。

少し落ち着いてからわたしが

「プールのなにが嫌なの?」と聞くと

「お顔を浸けるのがいや。」

どうやらAくんは先週に練習した浸顔が怖かったようです。

 

その日は無理に浸顔の練習はせず、すべり台やおもちゃ等楽しくなる練習を

みんなで行いました。Aくんも話したあとからはニコニコ。

いつものAくんに戻ってくれました。

 

練習後、お母さんに状況を報告し練習内容を伝えると

お母さんもホッとした表情を浮かべてくださいました。

帰り際、Aくんに「来週は元気にこれる?」と聞くと

「うん。がんばるー!」と言って約束してくれました。

 

3歳の小さな男の子ですが、

自己主張する心が芽生え、嫌なことはトラウマになるときもあります。

ですがそのままにせずわたしたちコーチは様々な方法でお子さまにとって

練習が楽しいと思える環境を作っていきます。

お子さまが健やかな心を育むためのお手伝いをわたしたちはこれからも運動を通じて行っていきます。

 

次回の練習を心より楽しみにしています。