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2020-10-08 13:00:00

 

こんにちわ!本日のブログは まんどころコーチ が担当いたします。この所、あの暑かった日々がウソのように季節は一気に冬に向かっていこうかという変化を感じる気候になってきましたね。そろそろ衣替えをしないといけません。。。

 

さて、本日は前回に引き続き、体操幼児クラスのお話をしたいと思います。このブログをご覧の皆様は、子育て経験のある方や今もその真っ只中という方も多いと思います。特に幼少期(1歳~4歳)の間は「大変」なんていう簡単な言葉では済まされないぐらい(涙) 大変(笑) なことと思います。

 

私たちコーチも、もちろんその大変な(笑)幼少期のお子様に関わります。先日ちょうど在籍の保護者様とお話していたのですがお話のポイントは、「きちんとして欲しい・させて欲しい」というのが「どこまで」必要かという点でした。今日はそのお話をしていきたいと思います。

 

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お話としては、ある活発な年中さんの4歳の男の子の保護者様なのですが、お子様の運動の順番が回ってくるまでの待機中にお友達とおしゃべりして遊んでばかりいて、きちんと待てていない事が気にかかっているようでした。

 

そのお母様はとてもよくお子様のことをご理解されていて、「自分が見ない方がこちらを気にせずにちゃんと練習できるのでは」というご配慮から見学にもしばらくお越しにならなかったのですが、久しぶり見学してみたら「いつもこんな感じですか」と頭をさらに悩ませてしまうことになりました。一番は、「他のお子様の迷惑になってしまっているのでは・・・」という点でした。この調子なら、迷惑なので辞めさせた方がいいのかな。。。とまでお話されていました。

 

このお子様は年小の頃から知っていましたのでまずご説明したのは、その日「できていた部分」を具体的にお話しました。

 

 

例えば、その日だけでも、

 

 ・前転の説明をしていて、コーチの「あたまのどこをついてまわる?」の質問に、「あたまのうしろー!」と一番に元気に答えてくれた

 

 ・練習中にマットの耳(マットを運ぶための持ち手のことです)が出てるのを見つけたら、コーチが何も言わなくてもなおしてくれた

IMG_20201008_092912.jpg

 (授業を始める前に、このマットの耳が出たままだと足をひっかけてケガをするのでみんなでとび出ないようにマット下に入れています)

 

 ・順番を一番に行きたい他のお友達にゆずってあげる場面があった事

 

 

 

こんなにたくさん「できていること」があったのです。確かに、待っている間はよく分からない言葉と話と動きで(笑)お友達とキャッキャと盛り上がってはいますが、危ないことはしていないですし、お友達の邪魔をすることもしていないですし、順番も抜かさずに待てています

 

何より、体操の練習が【ちゃんと】できています。前転も回転したあとにマットに手をつかずに【ちゃんと】起き上がれれていますし、側転は右も左も【ちゃんと】向きに気をつけてできています。それを踏まえてお話したのが、

  

 

「まだ4歳の小さいお子様ですから、そんなものですよ。並ぶ事や順番という事を本当の意味で理解できるのは【5歳】からと言われています。それなのにお友達に順番をゆずってあげられるというのはすごいことですよ!大人から見ると待っている間、確かにちゃんとしていないように見えますが、危ないことやお友達に危害を加えたりしているわけではなく、お友達と楽しく待てているというのはとても成長している証です。もちろん、ケガにつながる危ない事や誰かの邪魔になっている事にはきっちりカミナリを落としていますのでご安心ください(笑)」

 

 

 

その話をすると、マスクごしではありますがお母様の表情が和らいでいただけたのが感じられました。そこからしばらくお話を伺って最終的には感謝の言葉までいただきましたが、私はむしろお母様が日々の生活の中で、そこまで当クラブの体操教室に比重を置いていただき真剣に考えていただけていることに逆に感謝して、最後の最後にお互いに感謝しあう(笑)という変な状況になりました(^^;

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「ちゃんとする・きっちりする」って、【何をどこまできっちりさせるのか】というのは常に親御さんでもコーチでも悩むところなんだと思います。おそらく明確な答えはないと思います。

 

 

【私たちコーチという立場】 と 【親という保護者の立場】 では、もちろん見方も考え方も変わるのでこれが一致することはないのでしょうが、限りなく近づけることはできます。この限りなく近づける為に、やはりコーチと保護者の皆様がが「お話」をさせていただくことが大切だと感じます。

 

 

年齢によって、「理解できる事」は変わります。

つまりは、年齢によって「ちゃんとする・できる必要がある事」も変わります。

 

 

ただ、年齢によって変わらないものもあります。それが、

 

・ケガに繋がる危ないことをしない

 

・誰かに危害を加えることをしない

 

です。この2つだけは何歳であろうが、伝え方は個人によって様々に変えていますが「変わらないもの」です。教育の言葉には「不変」という言葉があります。「どれだけ時代や環境が移り変わろうが、伝えるべき教えるべきことには変わりがないこと」を言います。

 

 

当クラブでは、各コーチがそれを常に考えてお子様の年齢帯と発育発達段階に合わせて指導させて頂いています。

 

ここまで読んでいただいた方は、非常に堅苦しく感じる(笑 と思いますが、簡単に言うと「お友達との関わりもこういった習い事の楽しさの一端」です。

 

今のこの情勢で、こういった人と人の関わりが少なくなっている中で「安全性」に気をつけながら人との関わり合いも含めた色んな楽しさや、お子様ができていることをいつも発見し伝えられる、体操教室でありたいと思っております。

 

そういった教室の雰囲気は、見学や体験で実際に感じていただくのが一番です!なにより、スポーツの秋です!一度、体操教室に是非お越しください!!

ご見学や体験は随時受付けしております。詳しくはお問い合わせください! 

皆様のお越しをスタッフ一同心よりお待ちいたしております♪♪