スタッフブログ / イベント情報
2011-02-16 08:24:00
題名の技って何の事だと思いますか?普段は略して呼ばれています。
側方倒立回転 → 側転 です。という事で本日は側転のお話です。
「側転なんて体操で習わなくても
できるんじゃないの??」
と思う方もいるかもしれませんが、最重要種目の1つと言えます。
側転が膝・つま先まで伸びてキレイな形でできる子は、この先の難度の高い技になった時に、あまり苦労せずに習得ができます。
名前の通り、
側方・・・横向きになって
倒立・・・倒立(逆立ち)になって
回転・・・回ります
側方倒立回転は、体操で必要なポイントを多く含んでいて、
「逆さまになって体を支える力」
「逆さまや回転に対して怖さなく思いきって動ける」
「動きのスピードの勢いに負けずに肘・体・膝・つま先が伸ばせて、頭を残せる(起こせる)」
事が養えます。
しかも、ホップ(スキップするような動きでジャンプすること)という、これも体操の先の技で必ず行う勢いづけの動きと合わせても側転は練習するので、アクロバティックな技のとっかかりとも言える技なんですね。
まずは肘や膝、手足の指先まで伸ばして回る前の姿勢を作ります。最初に着く手と足を間違えないように・・・
足を大きく伸ばして、手と手の間を見ながら逆立ち(倒立)の姿勢を通って、回転しているのがよく分かりますね。
最後、体を前に起こす体重移動が重要で「トン、トン」と片足ずつ着地します。これができないと、体が起きずに倒れます(><)
正しい形としては本来、体が正面向きから入って正面向きで終わるのですが、今回は見やすいようにしてやってもらいました(^^)
初めて側転する子やまだ難しい子は、跳び箱を使って、足と手の着き方・ひねり方を覚える事から始めます。まずは小さくてもいいので手足の着く順番を覚えましょう。
これができてきたらさっきのような「腰を高く・膝・つま先まで伸びた」大きな側転を目指していきましょう!
千里の道も一歩から。まずはキレイな前転・後転・側転を目指します。どんなに技が難しくなってもこの3つの動きが基本になります。
また次回、お楽しみに・・・