この時期は体操教室も短期教室をやっていますが、よく聞くお話が「鉄棒が怖い」という声です。

理由は逆さまや回転する事が怖い、であったり一回鉄棒から落ちて痛い思いをしたり、と様々です。


大人から見ると、「何が怖いの・・？」ですが、子どもにとっては見る世界が逆さまに見えたり、
回転したりと日常とは違う見え方は初めての体験であって、その未知の見え方に恐怖を抱くのは
当然のことです。

ただ、人間の優れた力の一つに「適応能力」という力があります。
簡単に言えば「慣れ」ですね。今日は鉄棒の５つの段階を紹介していきます。怖がっているお子様がいましたら、どの段階を怖がるのか確かめてみてください。


　　　　　　ＳＴＥＰ①　鉄棒の下でやる運動（ぶたの丸焼き・こうもりぶら下がり・中抜き戻し）

　　　　　　　　






　
　　　　　　ＳＴＥＰ②　鉄棒の上に身体半分のぼり、おりる運動（ツバメ支持・スイング）


　　







　　　　　　ＳＴＥＰ③　鉄棒で前に回転する運動（前回りおり、その連続）





　　　　　　ＳＴＥＰ④　鉄棒で後ろに回転する運動（逆上がり・後方支持回転）







　　　　　　ＳＴＥＰ⑤　完全に鉄棒の上に出る運動（あしかけあがり・フット降り・フットサークルや大車輪）

　　




です。


無理に飛び越えた事をさせようとすると怖さがとれません・・・。
順番に段階を踏んでできるようになっていくことで、恐怖心も取れて「慣れ」てきます。

大人はどうしても「なんでこんなことができないの？」になりがち
なんですが、そこは長い目でみてあげることが必要なんです・・・（＾＾；


また次回もお楽しみに・・・

どんなスポーツでもそうですが、「身体の重心を移動させる」というのは、様々な場面で必要となってきます。例えば、サッカーのフェイント、バスケットボールのフットワーク、スイミングのクロール・・・


体操でいうと、跳び箱は、「前傾姿勢」を取らないといけません。

マットの側転では身体を前に起こしてこないと、尻もちをつきます。

鉄棒の後ろ回り（地面に足をつけない、鉄棒上の逆上がり）は身体の中心が鉄棒から離れないようにしないといけません。


体操での重心移動の最たる技がこれです。「倒立からブリッヂおきの連続」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　☆まずは足を上げてっ。倒立を通りながら、倒れていきます～
　　






　　　　　　　　　　　　　　　　☆逆さまになりながらブリッヂへ。足を開きながら、片足ずつ着地すると・・・　　　






　　　　　　　　☆ここが今日のお話のポイントとなる体重移動！頭を残しながら身体が前にいきます！
　　






　　　　　　　　　　　　　　☆無事着地後、２回目へ♪　写真の子は４、５回くらいまで続けていけますよ！
　　





もちろん、ここまでのことができるようになるまでは、いろんな練習段階があって、時間もかかりますが、こんなことができれば学校ではみんなから一目置かれること間違いなし！ですね！

次回もお楽しみに・・・。

当クラブの会報８月号です。ご覧下さい。

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